多くの日本人の舌に好まれるクリスタルガイザー(シャスタ産)。
楽天のランキングでは堂々の第1位。
多くのミネラルウォーターがある中、
なぜクリスタルガイザーはこれほどまでに人気なのでしょうか?
そして、同じリスタルガイザーなのに、
シャスタ産と、オランチャ産では、
なぜシャスタ産の方が人気なのでしょうか?
ここでは、水の「硬度」と、
「酸味」に着目して、その理由を探ってみました。
<①水の硬度>
みなさんも水はこの硬度によって、
味に変化が出ると聞いたことがあるのではないでしょうか?
ミネラルウォーターの硬度は、
主にカルシウムとマグネシウムの量で決まります。
カルシウムは水に含まれると、
甘さやボリューム感などを味覚として感じやすい。
一方、マグネシウムは、豆腐のニガリの主成分であることからも分かるように、
含まれていると苦味を感じるます。
メジャーなミネラルウォータの硬度を比較してみると、
以下の順番になります。
1エビアン 硬度306 カルシウム8mg マグネシウム2.6mg
2ボルビック 硬度60 カルシウム1.15mg マグネシウム0.8mg
3水道水(東京都港区) 硬度55 カルシウム1.68mg マグネシウム0.33mg
4クリスタルガイザー(シャスタ産) 硬度38 カルシウム0.64mg マグネシウム0.54mg
エビアンの硬度は極めて高く、
いわゆる「硬水」です。
エビアンを飲むと、
甘くボリューム感を感じるのは豊富なミネラル分の影響です。
でも同じくマグネシウムも
多く含まれているので、
苦味もこの中では一番です。
一方クリスタルガイザーは水道水よりも硬度が低い、
いわゆる「軟水」です。
クリスタルガイザーがエビアンなど比べると多少トゲトゲした感じがするのは、
硬度が低く、カルシウムの含有量が少ないからと考えられます。
そして、日本人は総じて「軟水」の方が口に合うと言われています。
そのことがクリスタルガイザーの人気の一つと言えそうですね。
<②酸味>
そして、
もうひとつの味の決め手が、「酸味」です。
日本人に人気のリスタルガイザーは
同じブランド名でも流通ルートによって
水源(シャスタ産とオランチャ産)が異なり、
硬度や酸味も
シャスタ水源はオランチャ水源に比べて硬度は低いが酸味は高いです。
「日本の消費者はシャスタ水源の方を好む人が多い」
といわれているのは、
硬度よりも酸味の方が影響しているのかもしれません。
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